大丈夫か?大丈夫じゃない?AKB48
2023年7月18日、AKB48 team4「サムネイル」公演に行って来た。
AKB48の公演は2か月ぶり、「サムネイル公演」は約半年ぶりだった。
この公演自体はそれ程馴染みがあるわけではないが、佐々木優佳里、村山彩希、倉野尾成美らベテランメンバーらのアイドル的パフォーマンスに魅せられた。(敬称略)
最後に新曲「どうしても君が好きだ」の披露があった後、満足して終わるところだったが…、ここで吉田華恋から卒業の発表が…。
最近は毎日のように卒業発表が行われているというが、今日もか…。
情報によると今年AKB48で卒業発表するのは23人目、元チーム8に限ると14人目らしい。このペースなら今年の卒業は40人を越える?
しかし卒業発表をした人を見てみるとバリバリの選抜メンバーはいないのである。
これは運営から肩たたきされているのか、未来に希望を持てずに辞めているのか…?
これだけ大量に卒業されるとさすがにファンも萎えないか?
私自身は2013年にSKE48で8人同時に卒業発表が行われ、自分の推しはその中にはいなかったが、何となく現場からフェードアウトしてしまった。(今でも頻度は減ったがたまに行っているが)
世間的に知られているメンバーは柏木由紀だけ、国民的アイドルとは言えなくなったAKB48。各都道府県47人の代表で構成されるteam8は今年活動休止(実質廃止)となった。
さすがに現状では大量のメンバーを維持できないから廃止というのはわかる。
そしてA、K、B、4のチーム制の廃止。これも16×4のメンバーを維持できないからなのだろうか。16人での公演を復活させるからという運営の発表も結局はそういうことでは?
しかしよくわからないのは去年から17期18期と大量に研究生を加入させている点。
採算が合わないから少数精鋭でいく、と思いきやこの大量加入である。とりあえず大量に入れといて売れたら良いし、売れなきゃやめてもらえば良いということなのか?
昔からだが運営も無茶苦茶な気がする。
この現状、AKB48は立て直せるのだろうか?
そもそもAKB48とは秋元康の企画力(大人数のアイドル、秋葉原に劇場を作る、選挙などのイベントを行う)や人脈で売れたアイドルだと思っている。(電通がどうのこうのは置いておく)
その秋元康はAKB48のシングル曲の作詞はしていることになっているが、坂道グループ、坂道ライバル、女優オーディション企画改めアイドルオーディション企画、と大忙し。AKB48への興味は失ってそうだ。
モーニング娘。もつんく♂のプロデュースがなくなり完全に魅力は半減した。
プロデューサーの力は大事だ。
そのプロデューサーが他にもアイドルを作り、客を取り合う状態を築き上げてしまった。
ファミマの近所に新しくまたファミマができて、もとからあったファミマが潰れてしまうように、坂道グループがAKB48から客を持っていってしまったのは明らかである。
一方、SKE48は別会社だからなのか独自路線、秋元康の絡まない新公演、新公演の公開練習など新たな挑戦を続けている。
小室サウンド全開の「愛を君に、愛を僕に」公演、スタイリッシュから王道まで揃う「時間がない」公演、2つとも見たが素晴らしかった。
teamEの新公演はまだ見ていないがそちらも楽しみだ。
こうした新公演がメンバーのモチベーション向上をもたらしたり、ファンのマンネリを解消したり良い風を吹かせているように思う。
時代の変化からもまた選抜総選挙を再開するのは厳しいだろう。
AKB48も卒業や廃止のオンパレードだけではなく、新しく前向きな行動を起こさないとドンドン悲惨に、悲壮感漂う状況になるだろう。
今の劇場、昔に戻ったと言われればそれまでだけど加齢臭がプンプンする。
現状を打破して楽しく前向きなAKB48が復活することを願う。